ごく短い動機を執拗なまでに繰り返しており、これが後に作曲される交響曲第5番にも通じていると言われています。
【ベートーヴェン ソナタ第17番 ニ短調「テンペスト」について】
1802年の作品。ベートーヴェンのピアノソナタの中では3大ソナタに次いで有名な作品です。「テンペスト」という副題は、弟子のアントン・シンドラーがこの曲とソナタ第23番の解釈を尋ねた際にベートーヴェンが「シェイクスピアのテンペストを読め」と返したことに由来すると言われています。
【ベートーヴェンについて】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)は古典派およびロマン派を代表するドイツの作曲家です。20代後半頃から聴力が悪化したにもかかわらず、その後もピアノソナタ「熱情」や数々の交響曲などの多数の傑作を残しました。
作品の特徴して、鍵盤曲や交響曲などにおいては従来のソナタ形式からの大幅な拡張などが挙げられます。
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