平均律第1集のなかでもかなり難しい曲。ちなみに、もともと嬰ニ短調で書かれていますが、ツェルニー版などでは変ホ長調で書かれているとのことです
【バッハ 平均律クラヴィーア曲集について】
平均律クラヴィーア曲集には第1集と第2集があり、それぞれ長調・短調すべての調の曲が24曲ずつまとめられています(なお、ここではプレリュードとフーガをあわせて1曲としてカウントしています)。後のショパンの前奏曲集も、構成の面でこの平均律クラヴィーア曲集の影響を受けています。
原題では「よく調律されたクラヴィーアのための」となっており、むしろ純正律を指しているように思えますが、日本では一様に「平均律」と訳されています。
なお、この曲集は単独で作成されたものではなく、大半が既存のプレリュードやフーガを編曲したものとなっています。
【J. S. バッハについて】
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685〜1750)はドイツの作曲家で、バロック時代を代表する巨匠です。息子たちや孫らも作曲家として有名ですが、単にバッハと言えば彼を指します。また、大バッハとも呼ばれます。
管弦楽曲、室内楽曲、オルガンやクラヴィーアのための器楽曲など様々なジャンルの作品を1000曲以上残しています。
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